美容業における業務改善助成金の活用について

業務改善助成金は、事業内最低賃金を40円以上引き上げ、かつ、業務効率の向上に資する設備投資をおこなうことにより、100万円を上限として投資額の2分の1(小規模事業主については4分の3)を助成する内容となっております。ところで、美容サロンにおける作業効率の向上とはどのようなものがあるでしょうか?例えば今までカラーやパーマの施術をおこなった場合、〇〇時間かかっていたが、新しい機材や薬剤を導入することにより、時間が〇〇時間短縮することができる事や、お店を改装しレイアウト変更することにより、従業員の作業効率が向上する。その結果、より多くのお客様を対応することができる等が考えられます。

美容サロンの業務改善のひとつとして注目しているのが、IPADを使ったヘアカウンセリングシステムです。従来までは、いわゆるヘアカタログの本を使って、美容スタイリストとお客さんが打ち合わせをした上で、施術をおこなっておりましたが、IPADをうまく使いこなすことで、美容業務全体をより効率的にすることが可能となります。まず、お客様が入店し、順番を待っている「待ち時間」を有効活用して頂きます。今日はどのようなスタイルにするかIPADを利用してお客様ご自身で検討して頂きます。また、スタイリストとの打ち合わせで、IPADを利用することで、ヘアスタイルのイメージがより具体的になるため、お客様のイメージと施術後のスタイルのギャップを埋めることができます。つまり、お客様のクレームや不満を低減する効果が期待できます。その他、顧客カルテとしても利用できるし、過去のヘアスタイルをフォトアルバムとしてデータで管理することもできます。

当事務所では業務改善助成金の相談を承っておりますので、高崎市、前橋市、伊勢崎市等、群馬県内の美容サロン、エステサロン、ネイルサロンのオーナー様はお気軽にご利用ください。